住宅 店舗 オフィスの設計建築はスタジオディーポ 茨城県 水戸市

 

 お客様の思いに100%耳を傾けます。
 間取りは家族やそのライフスタイルにとって最も大切です。ですから間取りづくりには十分に時間を掛けます。もちろん専門家としての意見も盛り込みながら、納得いくものを創り上げてゆきます。
 「はじめに間取りありき」遊び心も兼ね備えた魅力的な家創りの重要な一歩だと考えています。

 

 ジャンルが○○系とか○○風と言われるように細分化され、お客様のデザインに対するご要望も様々ですが、そんなご要望も取り入れつつ次の三つを心掛けるようにしています。

1 周囲の環境を考慮したデザインであるか
(建物は環境の一部。それが立つことで景観や環境が損なわれることが無いように配慮する必要があります)

2 長く付き合ってゆけるデザインであるか
(住宅は、車検ごとに買い替えてしまう車や、流行の洋服とは違います。住めば住むほど、馴染んで来るデザイン、空間創りを考えます)

3 かっこいいデザインであるか
(洋風、和風、外観、内観限らずかっこいい方がいいに決まっています。お客様と一緒に住まいと住まい方のかっこ良さを追求したいと思っています)

 

 住宅を構成する材料は、自然素材と工業製品の大きく二つに分けることが出来ると思います。
 自然素材にはその質感はもとより、身体的、精神的面で人に優しいという良さがあり、工業製品にはコスト面やメンテナンス面でのメリットがあります。

 両方を上手に使い分ける必要はありますが、出来ることなら室内空間、特に人が触れる部分や湿気の気になる場所などは、自然素材の使用を考えてゆきたいものです。

 工業製品に比べコストも上がり、メンテナンスを必要とするケースも増えますが、工業製品が日を追うごとに劣化してゆく材料であるのに対し、自然素材は年々味わいや愛着が増してゆきます。

 材料の選択は家にとって美しく年を重ねてゆく重要な要素の一つでが、現実的には建築コストを大きく左右ことも考えられるので、ポイントを抑えた使い方をご提案致します。

 

 省エネルギー対策の一環として高断熱・高気密住宅と呼ばれる家が次々と登場して久しくたちますが残念なことにその住宅達は、一般に広まってゆく過程で、重い病気にかかってしまいます。それがシックハウスです。

 科学物質を多く含んだ工業製品をふんだんに使った住宅をペットボトルのような状態にすれば中はどうなってしまうか容易に想像できるでしょう。
 そこで慌てて室内に使用する建材を制限し又、化学物質が発生しても住む人への悪影響を防ぐ為に換気設備(24時間換気といわれるもの)の設置を義務付ける法律が作られたのです。

 でもこれで果たして人間にとって健康な住宅になったと言えるのでしょうか・・・。
 密閉度が高く、窓も少なく小さくなり、機械の空調や換気に頼った家で、キレル子供や汗をかけない子供が増えているという話も耳にします。

 CO2削減という地球規模の課題もあり、暖冷房器具を使った際の省エネ対策として断熱気密施工を無視するわけにはいきませんが、それはあくまで住宅の性能を高めるということであり、そこで人が心身ともに健康的に生活できるかどうかは別問題のような気がします。

 もっと、自然と寄り添って暮らしてもよいのではないでしょうか。決して熱さ寒さを我慢して暮らすということではありません。天気の良い日に窓を開け放てば、光や風が家中を走り抜けます。

  締め切ることで室内環境をコントロールするのではなく、自然の力を借りて家の中を健康な状態に保つことが出来ればそれが本当の意味で、そこに暮らす人にとっても、家自身にとっても、そして環境にとっても健康な住宅ではないのでしょうか。

 
©2006 studio DEPOT 冨田建築設計工房